臨床工学部
理念
医療機器のスペシャリストとして安全で信頼できる医療の提供
業務内容
臨床工学部では『安全で信頼できる医療の提供』を念頭に、医療機器のスペシャリストとしてチーム医療の一員となり連携を深め、専門知識と医療技術を通して患者さんからも信頼されるよう、日々業務に取り組んでおります。
当院の臨床工学部は平成17年に開設され、現在、4名の臨床工学技士が臨床支援および医療機器管理業務に従事しており、主に以下のような業務を行っています。
血液浄化関連
血液透析(HD)、持続的腎代替療法(CRRT)、エンドトキシン吸着(PMX)、血漿交換(PE)などの各種血液浄化療法を実施しております。
また、難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注法(CART)にも対応しております。
循環器関連
心臓カテーテル検査・治療、ペースメーカ植込み術、心臓電気生理学的検査、カテーテルアブレーション、IABPなどで使用される各種機器の操作を行っております。また、循環器内科外来では、週2回ペースメーカ外来を実施しております。
呼吸器関連
人工呼吸器、マスク式呼吸器(NPPV)などの操作や呼吸器ラウンドを実施しております。
睡眠時無呼吸症候群の治療の補助も行っております。
高気圧酸素治療
第一種高気圧酸素治療装置(1人用)の操作を行っております。
手術室関連
手術中の自己血回収装置の操作やペースメーカが植込まれている患者さんの手術時のペースメーカチェックを行っています。
医療機器管理
医療機器の有効利用を図るため、院内共通使用される輸液ポンプやシリンジポンプなどの医療機器を中央管理し、保守点検・修理・貸出を行っています。また、各部署に設置されている医療機器に関しても計画に基づいて保守点検を行うことで、故障を未然に防ぎ、常に安全で信頼できる医療機器の提供が出来るよう努めております。
医療機器研修
メディカルスタッフへの医療機器の安全教育や研修会を適宜行っております。
チーム医療活動
- 呼吸ケアサポートチーム
認定・資格
- 透析技術認定士
- 1名
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 2名
- 不整脈治療専門臨床工学技士
- 1名