薬剤部
ご挨拶
愛媛労災病院薬剤部は、「医薬品の適正使用のために中心的な役割を担う」を理念に掲げ、「適正な薬物療法のために、医師をはじめとする他職種に最適な医薬品情報を提供する」「薬物相互作用、副作用の防止にあらゆる知識と技術を提供する」「医薬品に関する最終責任者としての自覚を持ち行動する」の3つを基本方針として業務に取り組んでいます。
さらに、「明るく、やさしく、元気よく」をモットーに、患者さんはもとより全ての医療スタッフから感謝される存在を目指しています。
当院で処方されたお薬について、わからないことや心配なことがありましたら、ご遠慮なく薬剤部窓口までお越しください。薬剤部スタッフが親切丁寧にご相談承ります。
薬剤部長 中尾耕治
業務内容

現在、外来処方の約98%が院外処方ですが、患者さんが入院後に手術や検査をされる際には事前に関連薬調査を行い支援を行っています。
病棟毎に専任薬剤師1名を配置し、入院中全ての薬に関わり、医師や看護師等の病棟スタッフとともに有効で安全な薬物療法が行えるように心掛けています。
また、院内での疼痛緩和、栄養サポート、感染対策、認知症サポート、糖尿病などのチーム医療に積極的に参画しており、薬剤師の専門性を発揮しています。
さらに、がん治療においては、安全キャビネットを用いて抗がん剤の無菌調製を行っており、患者さんの安全が担保出来るように心掛けています。
これからも、薬剤の適正使用に向けて積極的に係わって行きたいと考えています。
また、当院は薬学実務実習受入施設にもなっており、後進の育成も積極的に行っています。
外来調剤
当院では2001年より、ほぼ全面的に院外処方となっています。
薬局は自由に選べます。あなたの好きな薬局を「かかりつけ薬局」にしましょう 。
医師から処方箋(しょほうせん)をもらったら、あなたのお住まいや勤務先の近くなど、ご都合の良い保険薬局に処方箋をファックスするか(病院1階のロビーに「ファックスコーナー」を設置しています)または直接持っていき、調剤してもらいましょう。院外処方はあなたが自由に選んだ薬局で調剤してもらうことができます。
また、2025年から電子処方箋も開始していますのでご利用ください。

院外処方箋 Q&A
Q1 院外処方箋は、どこの薬局でも受け付けてくれますか?
「保険調剤」や「院外処方せん受付」などの表示のある薬局であれば、全国どこでも受け付けてくれます。新居浜市と近隣の市町村でお薬を作ってくれる薬局の一覧表を「ファックスコーナー」に置いておりますのでご参考にしてください。
Q2 病院でもらっていた時と同じ薬がもらえるのですか?
ご安心ください。病院と同じ薬がもらえます。保険薬局の薬剤師が処方せん通り責任をもって作ってくれます。
Q3 薬だけ必要な時、直接保険薬局へ行けばもらえますか?
その都度、医師からの処方箋がないとお薬は作れません。毎回、病院で院外処方せんを発行してもらってから保険薬局へ行ってください。
Q4 処方箋はいつまで有効ですか?
処方箋の有効期限は、交付日を含めて4日間です。(土日など休みの日も含まれます。特に事情がある場合にはこの限りではございませんので主治医にご相談ください)
Q5 院外処方箋の利点は何ですか?
かかりつけ薬局をつくることができることです。かかりつけ薬局では、患者さん一人一人の記録を残して、副作用の防止に役立てたり、複数の医療機関や診療科からの処方せんに同じようなお薬が処方されていないか、飲み合わせの悪いものはないか等のチェックをし、薬についての総合的な管理をしますので、患者さんは安心してお薬を服用することができます。
入院調剤

入院患者さんのお薬を調剤しています。「正確な調剤」はもとより、「薬の飲み合わせ」にも注意を払っています。また、その人の体格や腎臓・肝臓の働きにあったお薬の量であるか、飲みやすい形になっているか、なども確認しています。
薬剤情報管理
お薬は効果、使い方、副作用、使用上の注意などの情報があって、はじめて有効かつ安全に使用することができます。薬剤部では、常に最新の情報を集め、必要な情報を適宜、医師や看護師などへ提供しています。
薬物血中濃度測定
お薬には、お酒と同じように効果や副作用に個人差があります。お薬が体に入ると、血液の流れに乗って運ばれ、必要なところでお薬の効果を発揮します。そこで、血液中のお薬の濃さを測定することによって、お薬の量や使う間隔を調節するのに役立てています。薬剤師はこれらの情報をもとに、医師へより良い治療計画を提案しています。
薬剤管理指導業務(入院患者さんへのお薬の説明)
全ての病棟で薬剤管理指導業務を行っています。さまざまなお薬が開発され、薬物療法がますます複雑になる中で、専門知識を活かして医師や看護師と話し合い、より良いお薬の治療を提供できるよう努めています。ベッドサイドでは患者さんへのお薬の説明などを行っています。
抗がん剤調製業務

入院患者を中心に抗がん剤治療が計画どおり行われる様に、投与量、間隔、検査値等も含めて総合的に確認して、抗がん剤を安全キャビネットと呼ばれる専用の設備の中で、安全に調製を行っています。
外来化学療法治療患者への指導業務

治療を受けながら働いている患者のため、外来におけるがん化学療法を行っている患者に対しても薬学的視点より、治療状況について定期的な介入を行っています。また、地域密着型病院として保険薬局と薬剤部で連携をとり、患者支援に取組んでいます。
薬学生への病院実務実習

当院薬剤部では、未来の医療の一端を担う薬剤師を育成するために、薬学部実習生の積極的な受け入れを行なっております。
部内では生涯研修認定、実務実習指導認定などを習得、教育体制を整えており、 スタッフ一同後進の育成に力を注いでいます。
県外の実習生の皆さんもふるさと実習制度を利用して当院で実習してみませんか。
また、見学の希望も随時受け付けております。希望者は総務課までご連絡ください。
受け入れ大学実績一覧
- 松山大学
- 徳島大学
- 徳島文理大学
- 福山大学
- 京都薬科大学 など
チーム医療活動
- 栄養サポートチーム(NST)
- 院内感染対策
- 緩和ケアチーム
- 糖尿病サポートチーム
- 認知症・せん妄ケアチーム
生涯研修、実習指導、専門・認定
- 日病薬病院薬学認定薬剤師(日本病院薬剤師会)
- 3名
- 日本薬剤師研修センター認定薬剤師(日本薬剤師研修センター)
- 1名
- 認定実務実習指導薬剤師(薬学教育協議会)
- 3名
- 感染制御専門薬剤師(日本病院薬剤師会)
- 1名
- 医療薬学専門薬剤師(日本医療薬学会)
- 1名
- 外来がん治療専門薬剤師(日本臨床腫瘍薬学会)
- 2名
- 日本緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会)
- 1名
- 認定NST専門療法士(日本栄養治療学会)
- 2名
- 両立支援コーディネーター
- 1名
- 医薬品安全管理者
- 1名
保険薬局の皆様へ
当院採用レジメン公開
当院では、他の医療機関や保険薬局からのレジメンに関する照会や情報提供に応じる体制を整えております。何かご不明な点がございましたらご連絡ください。
なお、時間帯によっては担当者が対応できず、お待ちいただいたり、改めてご連絡させていただく場合がありますがご了承ください。
TEL:0897-33-6191(代表)
がん化学療法レジメン一覧
外来がん化学療法では、病院での注射抗がん剤の投与と内服抗がん剤の併用や注射抗がん剤に対する制吐剤の投与等(支持療法)幅広い投薬が行われています。
こうした外来での抗がん剤治療の効果を十分に、さらに安全に行うためには地域の保険薬局薬剤師との連携が必要不可欠です。
当院では、連携を円滑に行うために以下の様式で愛媛県統一がんトレーシングレポート(服薬情報提供書)を採用しております。
保険薬局で得た情報を処方医や病院薬剤師間で共有し、今後の診療に活かすために是非ご活用ください。
情報提供いただいたトレーシングレポートは、電子カルテにスキャンし医師、病院薬剤師間で情報共有を図ります。
なお、トレーシンングレポートの入力には手順書を準備しておりますので、手順書に沿って入力をお願いいたします。
※ 愛媛県統一がんトレーシングレポート(服薬情報提供書)は愛媛県病院薬剤師会・愛媛県薬剤師会共同で作成された様式です。同様式は愛媛県薬剤師会のサイボウズからも入手可能となっております。
抗がん剤以外の薬剤については、以下のトレーシングレポートをご活用ください。
院外処方せんにおける包括的事前合意プロトコル
2026年より、「院外処方せんにおける包括的事前合意プロトコル」を開始しました。
締結に関しては、薬剤部長(yakuzaibucho@ehimeh.johas.go.jp)までご連絡下さい。
また、採用医薬品に関する情報は、愛媛県薬剤師会のホームページにてお知らせしていますのでお役立て下さい。