中央リハビリテーション部
理念
勤労者と地域の人々に信頼されるリハビリテーション医療の提供を目指します
- 急性期からの充実したリハビリテーションを行います
- 患者さんの立場に立ったリハビリテーションを行います
- 早期の社会復帰を目指したリハビリテーションを行います
業務内容

中央リハビリテーション部では、患者中心の医療を実践するため、より質の高いリハサービスを提供できるように関係職種との連携を重視し、以下の取り組みを行っています。
- 安静によって生じる廃用症候群を作らないように、入院患者全体の50~60%に常にリハビリを提供しています。
- 病棟看護師と共同で、転倒を起こさないように安全面に配慮しつつ、患者さんの能力を最大限に発揮できるように取り組んでいます。
- 全ての勤労者には復職カンファレンスを実施して、早期から復職を見据えたアプローチを行っています。必要な方には職場訪問を実施します。また、整形外科領域の治療就労両立支援への協力体制をとっています。
- 退院前の訪問指導や地域での出前講座や振動病検診、運動器健診へも出向き、皆様が住み慣れた地域で暮らし続けられるように支援をしていきます。
高齢者は同時に複数の病気を抱えており、運動など出来ないと思われる方も多くいらっしゃいますが、病状に応じてリスク管理をしながら適切な運動量を提供しています。
話しやすいスタッフばかりですので、お気軽に何でもご相談ください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
2021年度 中央リハビリ部内週間スケジュール(2021年5月1日現在)
月 | 整形カンファレンス |
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火 | 北7病棟リハカンファレンス |
水 | 勉強会 |
木 | 循環器カンファレンス(第2・4週) |
金 | 包括ケア病棟カンファレンス |
土 | 休日リハ |
理学療法(PT)部門
脳血管疾患・骨関節疾患・循環器疾患・呼吸器疾患その他に対して受傷(発症)早期、術前や術後翌日よりの早期リハを行っています。家庭復帰や職場復帰を支援すると共に、運動を通しての自己管理ができることを目指します。
スタッフ | 理学療法士 10名 |
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607.5㎡と十分な広さ、充実した機器を備えた運動療法室 勤労者の職場復帰に向けた訓練環境スペース
作業療法(OT)部門
様々な作業活動を用いて日常生活動作の獲得・作業能力の向上を目指し、術前・発症・術後早期から行っています。中枢性疾患(脳卒中・脊髄損傷等)のみならず、手の外傷(骨折、腱・神経損傷等)に対するハンドセラピーや下肢外傷(人工関節術後等)・内部疾患に対する日常生活指導など多岐にわたり訓練を実施しております。
スタッフ | 作業療法士 5名 |
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作業療法室(1)
手指の筋力や巧緻性の改善を目指し、上肢機能の向上を目的とした作業活動を行っています。
作業療法室(2)
ベッド周辺の基本動作や応用動作(更衣動作等)の練習を行っています。
ADL(日常生活活動)室
トイレや入浴動作の練習を中心に行っています。
ワークシュミレーションブース
工具や電動機器などを実際に使用して、復職に向けたアプローチを行っています。
言語聴覚療法(ST)部門
脳卒中や頭部外傷による失語症、構音障害の患者さんを主な対象として、個々の患者さんに応じた各種検査(標準失語症検査、構音検査、コース立方体組み合せテスト等)を実施し、コミュニケーション能力の向上を目指して訓練を行っています。また、摂食・嚥下障害の患者さんに対しては、NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)や耳鼻咽喉科と連携し必要に応じて嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を実施しています。安全に口から食べられることを目標に、主に病棟で嚥下訓練を行って おり患者さんの嚥下能力に適した食形態の選択や食事介助の方法など、患者さんやご家族に対して指導、援助を行っています。
スタッフ | 言語聴覚士 1名 |
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チーム医療活動
- NST(栄養サポートチーム)
- 褥瘡・ポジショニング
- せん妄・認知症ケア
- 緩和ケア
- 治療就労両立支援
- RST(呼吸ケアサポートチーム)
認定・資格
- 3学会合同呼吸療法認定士
- がんのリハビリテーション研修修了
- 愛媛地域糖尿病療養指導士
- 認定理学療法士(運動器)
- 日本心臓リハビリテーション指導士
- 日本糖尿病療養指導士
実績
1)リハビリ実施患者さんの疾患分類

2)診療科別リハビリの分類

3)リハビリ前後のBIの変化

- BI:Bathel Index(バーセルインデックス)とは、できるADL(日常生活動作)を評価する評価法です。
身辺動作と移動動作の2つの観点で全10項目があり、各項目0〜15点で点数化にして、自立度に従って合計100点満点で評価します。
4)転帰調査
